充実した一日

美江

2009年01月12日 00:33



 昨日、といってももうおとといですね。土曜日は私にとって、とても充実した日でした

 まず午前中は、西原町にあるホームレスを支援しているプロミスキーパーズに行きました。

 このホームでも本格的に石鹸作りを始めるため、私が指導することになります。それゆえこれからどういう風に作業を進めていくかという話し合いでした。

 沖縄をテーマにした、地元の人にも本土の人にも喜ばれる石鹸を作りたい、ということで、話が盛り上がりました。

 話し合いは私とプロミスキーパーズの代表である山内昌良牧師、そしてNPOの役員の方と3名で話し合いました。

 途中ホームに入所している方たちが先生にいろいろ相談に乗ってきたりもしましたけれど、「石鹸作りを成功させましょう」 と盛り上がりました。

 入所者の方たちもいろんな人がおります。 一度社会生活につまずいて路上生活者になったけれども、プロミスキーパーズに出会って帰られる人達もいるでしょう。皆さんとてもよく働きます

 油を私の車まで運んでくれたり、車を出すときには他の車が来ないか確かめてくれたり、とても気のつく方たちです。

 お昼は入所者の方たちが作ったものを、NPOの役員の方と一緒に召し上がりました、学校給食みたいでしたが、味はなかなかでしたよ

 そして自宅に帰ってからホームで預かった荷物を一旦置いて、次は去年石鹸作りを指導した脳機能障害の人たちが通う事務所の新年会に行きました。

 場所は宜野湾市の社会福祉協議会のホールを借り切って、オードブルを中心とした立食形式でした

 脳機能障害をもつ方たちは勿論のこと、リハビリスタッフや臨床心理士の方たちと会うのも久しぶりでした

 事務所で作成している石鹸の方は、注文も切れ目なくくるし、障害者のお母さまたちも一生懸命広めてくれているようで、リピーターもついているとのことです

 最初指導するときは、とても不安でした。果たして脳に障害を持つ人たちに、ちゃんと指導できるのかと・・・

 けれども動作は遅いながらも皆さん熱心にやるし、丁寧です。感心するくらいに。

 ちょうど新年会の前の日も石鹸作りしたとのことでした。 作業もだいぶ慣れてきて、本人達もスタッフも楽しみながらやっているようです

 「この人たちに会えてよかった。そして石鹸作りがこの人たちに伝わってよかった」、会に参加しながら強く思いました

 帰る前に親の会の会長に「今年も頑張りましょう」といって挨拶して、帰りの途につきました。

 石鹸作り、喜んでもらって何よりです

 「これからも脳機能障害を持つ人たちを、可能な限り応援していきたい」、と帰り道を運転しながら思いました。

 そして今年は新たにプロミスキーパーズでの石鹸作りの指導が始まります。勿論ホームの資金作りというのもありますが、一度社会生活につまずいた人たちの職業訓練として、そして働くことの喜び収入を得ることの喜びを養う意味でも、石鹸作りがうまく役立てたらと思います。

 今年は去年以上に大奮闘したいです

  

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